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| 2000年11月26日 磯野康孝 |
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リナックスは、パソコンを動かすための基本ソフト、いわゆるOSの一種である。少し前までは、大学の研究室といったちょっと特殊な環境を中心に利用されてきた、はっきり言ってマイナーなOSだ。それが、この1、2年俄然脚光を浴びるようになってきている。パソコンOSの約9割を占めるといわれているマイクロソフトWindowsの対抗馬として、その存在がクローズアップされてきたからである。 発端は、OSのマイクロソフト支配を嫌う反マイクロソフト陣営が、対抗し得るプラットフォームとしてリナックスに目を付けたというところだろう。もっとも、マイクロソフトの独占禁止法違反訴訟などの影響もあってか、大手パソコンメーカーも次々とリナックスのサポートを表明。先進的パソコンユーザーの間では、ちょっとしたブームになった感がある。 そんなリナックスが、小型情報機器の組み込み用OSとして改めて注目され始めているという。朝日の金曜日の夕刊には「どっとデジタル」というIT関連情報を載せるコーナーがあり、そこに掲載されたものだ。記事の大部分は、リナックスを組み込んだPDAなど情報機器の紹介だが、記事全体でリナックスがいかにも身近になるような口ぶりがどうにも気になった。 一般的に、機器に組み込まれてしまうと、プログラム(OS)の本来の姿はユーザーからは見えなくなる。その機器のインターフェースの裏側で動くことになるからだ。こうなると、ユーザーにとってその機器がリナックスで動いているかどうかは、あまり意味を持たなくなる。パソコンにインストールして使うのとはわけが違うのである。 PDAのOSとして使う場合も、現在のリナックスをそのままというわけにはいかない。当然、PDAの持つハード環境に合うよう特化したものになる。その場合、ユーザーが従来のリナックスを意識することはないだろう。 もちろん、リナックスにはさまざまな種類がある。PDA用に特化したリナックスも大きな意味ではリナックスには変わりないが、記事のリードにあるような「一般の人にはなじみの薄かったリナックスが、家電製品のように身の回りで使われ始め」る状況とはまったく違う。 紹介されている製品を見ても、今一つピンとこないものが多い。例えば、「象徴的な新製品」として挙げられている米カーバンゴのインターネットラジオ。インターネットを使った音声放送を受信する装置で、電話線やLAN回線につないで放送を受信する。来年1月に発売予定とのことだが、価格が299.99ドル!3万円以上もする代物なのだ。どういう人間が買うのだろう。 また、日本IBMが本社のワトソン研究所と共同で試作したという腕時計型PDAも、だから何なのだといいたい製品である。「スマートウォッチ」というらしいが、96×120ドットという極小画面でどんな情報をやりとりするのだろう。PDAの持つ機能を考えるとき、筆者には、過度の小型化にあまり意味があるようには思えないのだが・・。 しかも、どちらの製品もリナックスだからこそという部分が見えてこない。単に、業界のトレンドに乗ってリナックスを組み込んでみました、という印象しか受けないのだ。 リナックスは非常に優れたOSである。この点については論を待たない。そのOSが小型情報機器に組み込まれ始めている。この現状は理解できるが、そのこととリナックスというOS自体が「身近になる」ということとはまったく違う次元の話である。 リナックスは、日常的にWindowsを利用している一般ユーザーから見れば、GUI化が進んでいるとはいえ、まだまだ使いづらいOSであることは確かだ。このあたりを考慮せずブームに乗ったような内容のこの記事は、活字メディアの書き手の認識不足を改めて印象づけるものではないだろうか。彼らが書き続けるIT革命とはいったい・・。 ■関連サイト
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| 2000年11月10日 石田和子 |
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ラベルプリンター「ネームランド」のcasioならではの商品である。
これまでも小さすぎるマウスは使いにくいと思っていたが、使いやすい大きさのマウスの持つ空間の中に何があるかなど、気にしたことものなかった。 マウスのスキマを有効活用し、これまで入力手段としてしか考えられなかったマウスを出力機器にしたこの商品のアイディアに脱帽である。 ■関連サイト
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