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将来のパソコンは携帯電話サイズ!?
読売新聞 2000年7月4日 「次世代は「携帯型」鮮明に」より

 2000年7月8日 伊東美和(学生アルバイト)

新聞を読んでいたら、携帯電話のような、ゲームボーイをちょっと縦方向に長くしたような、そんな写真が、目についた。写真の横に、「PCエキスポ2000で注目を集めたソニーの携帯情報端末の試作品」とあった。どのようなものか興味がわいた。

「PCエキスポ2000」とは、ニューヨークのジャビッツ・センターで開かれたアメリカ東海岸最大の国際見本市のこと。ここで、注目されたのは、次世代型の情報機器として期待される携帯情報端末(PDA)と、超小型パソコンの威力を倍増させる低消費電力の新型マイクロプロセッサー(MPU、超小型演算処理装置)の2つ。

●PDA

PDAでも、ひときわ注目されたのが、ソニーが初公開したPDAの試作品だったそうだ。 ビジネス向けのイメージが強いPDAに、音楽やゲームなどが楽しめる機能を拡充して娯楽性を追及したものとなっているのが、この製品の最大の特徴だとか。娯楽性を追及するところに、ソニーらしさを感じる。日本とアメリカで、今年の秋に同時発売される。記憶媒体は、取り外し可能な「メモリースティック」1、2年でインターネット接続が可能なものも採り入れ、情報検索や電子メールができるようにする予定だそうだ。

一方、アメリカのPDA市場で70%を占める最大手のパーム(今年の春から日本市場に本格的に進出したという)は、ワイヤレスでインターネットに接続できる商品を展示、年内にも発売する予定だという。

●MPU

MPUで注目されたのは、カリフォルニアの半導体ベンチャー企業のトランスメタが開発した新型MPU「クルーソー」。インテル社に比べると、処理速度はやや劣るが、消費電力が1/10くらいで済む。そのため、軽量パソコンなら充電せずにバッテリーだけで最大約8時間は動かせるそうだ。
この「クルーソー」を搭載したノートパソコンの試作機を、NEC、日立製作所、IBMなどが、その会場に展示した。IBMは、そのパソコンを年内にも発売するという。


どんどん小型化していく情報機器。電車の中、椅子に座り、両隣に肘があたるのを構わず、膝の上でノートパソコンを使う人を見かけたことがあるが、PDAが普及すれば、そのようなこともなくなるのだろうか?それとも、最大8時間充電せずに使えるノートパソコンが、売れるのか?また、PDAとiモードは競争になるのだろうか?そんなことを考えてしまった記事だった。

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やっぱり無理だったノーPCデー
週刊アスキー 2000年7月18日号 「FocusWIDE「流行」島根市長がノーPCでー提唱」より

 2000年7月5日 石田和子

島根県平田市の太田満保市長が打ち出した「ノーパソコンデー」構想。パソコンに頼り切った行政を見直す目的で毎週市役所業務でパソコンを使わない日を設けるという発表は新聞各紙で報じらていた。

何のメリットがあってそんなことをするのだろうか。
そんなことをして、仕事が滞ったらメリットどころかデメリットしかないんじゃないだろうか。
市役所の職員も困るだろうが、窓口に来た市民も困るだろうなあ。
それとも、平田市では業務のパソコン度はすごーく低いんだろうか。

それきり忘れていたのだが、この記事を見て得心がいった。
「なーんだ。やっぱり無理だったんじゃないか」というのが正直な感想。

部内でメールアドレスがひとつしかなく、担当者が休暇中などはメールを読むことができないので、連絡は電話かFAXにしてほしいなどという所は、ヌーズ・ヌーの取引先では比較的「公」に近いところ。(それも1年以上前の話だ。改善されているに違いないと思う)
確かにメールの担当者がプリントアウトしたものを当事者に渡すようなシステムでははじめからFAXにしたほうが早くて確実に情報は伝わる。

最初新聞かラジオで平田市のニュースを聞いたとき、そういう「部内にパソコンは一台です」というレベルのパソコン度の市役所なんだと思った。
でも実際の平田市のパソコン度は、事務職員250人に対してパソコン244台。庁内LANを設置して、データ管理や会議室の予約などもイントラ環境にあるらしい。ここまでパソコンで業務の効率化を図っているのなら、パソコンネットワークなしの行政は考えられないだろう。

パソコンに頼り切った行政、というけれどものは考えようである。なぜ、パソコンを使いこなした行政、と考えなかったのだろうか。実際の行政を行っているのはパソコンではなく市長なり助役なり市役所の職員一人一人であるはず。
パソコンに頼り切っているから頼るのをやめようという時代の後戻り的な発想をする必要はあるのだろうか。
否。
似たような例で極端なものを考えれば、出張に行くのに新幹線や飛行機に頼り過ぎているから、他の交通手段で出張するようにしよう。自転車にしよう。
いや、歩くこと以外は認めない。
仕事のツールとして利用しているパソコンやネットワークはもう後戻りできないということでは自動車や地下鉄・電車・新幹線、航空機レベルまで浸透している。

と、ここまで書いていて本日付の太田市長の真意がアップされていることに気がついた。私を含めていろいろ誤解や先走りもあったようだ。ぜひ一読していただきたい。

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