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知らないでいると怖いネット社会
朝日新聞・朝刊 2000年5月17日 「短期連載「米国ネット社会」2 個人情報、企業に筒抜け 後手に回る法規制」」より

 2000年5月19日 石田和子

インターネットにクレジットカードの番号は送ったことがないから大丈夫。と思っているあなたは本当に大丈夫だろうか。
気持ちよくネットサーフィンをして、アンケートに答えたり、ソフトをダウンロードしている間にあなたのパソコンに知らないファイルが送り込まれ、個人情報が流出し利用されている場合がある。

といっても、犯罪がらみやウイルスがらみの話ではない。多くの商業サイトで、接続の際に利用者のコンピュータに送り込む接続記録のためのクッキーというファイルのことだ。
これは、利用者、つまりインターネットに接続したコンピュータの1台1台に識別記号をつけ、どんなページや広告を見たかを管理側で記録しておき、次回からの接続するたびにホストに記録を残していくものだ。
この記録は本来なら、何度もアクセスする利用者にきめ細かいサービスを提供するためのものだが、どこまでがサービスでどこからがプライバシーの侵害なのかの線引きが難しいようだ。

「サイトには情報が第3者に使われることがあると明記しており、いやなら拒否する方法もある」(ダブルクリック)のだが、拒否するとサイトそのものの利用ができない場合が多い。毒と知りつつ飲むか、毒が怖くて一切飲まないか、その判断は難しい。拒否ばかりしているとインターネットの恩恵にはあずかれない。

がんじがらめの法規制で訴訟社会のようなイメージの米国だが、ネット上の個人情報に関する法律はまだないそうである。記事では米国のこと、そしてEUのことだけに触れているが、日本でもまったく同じことが当てはまる。

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国際化する携帯電話
読売新聞 2000年5月12日 「次世代ケータイコンテンツ競争へ」」より

 2000年5月17日 伊東美和(学生アルバイト)
次世代携帯電話は、世界中どこからでも通話ができ、動画なども自由に送受信できるようになる のだそうだ。その携帯電話の特徴は、今の携帯電話に比べて最大200倍の高速通信が可能なこと。 記事によると、なんと、携帯の本体に大量の情報量を記憶するフラッシュメモリーやICカード、OS、マイクロブラウザーなどが組み込まれているというのだ。これによって、インターネットでできることは、次世代携帯電話ですべてできる可能性を秘めているとのこと。

●2種類の通信規格

この次世代携帯電話の通信規格は、2種類ある。1つは、NTTドコモ、日本テレコムが採用した「日欧方式」 (W-CDMA)。もう1つは、DDIが採用した「米国方式」(cdma2000)。この2つの方式の間で、 世界市場での覇権争いが展開されているそうだ。

日欧方式は、NTTドコモなどが開発したもの。昨年11月にITU(国際電気通信連合)で標準式と決められてた次世代携帯電話システムIMT-2000)。NTTドコモは、オランダ会社への出資を発表。ヨーロッパ各国への進出と「iモード」を欧州でも展開するようだ。同社は、国内で世界に先駆けてこの方式の電話サービスを来年5月から始める。国内の携帯市場でドコモが主導権を握るこの方式が、業界標準となる可能性が高いと考えられているため、日本テレコム傘下のJ-フォングループも来年12月からサービスを始める。

一方、米国方式は、アメリカのクアルコム社が開発したもの。DDIが、こちらの方式を採用したメリットは、 この方式が人的にも経済的にも結びつきが強いことと、DDIセルラー・IDOなどが使用しているcdmaone の設備が一部使えるため投資コストが軽減できるところ。

●気になる通話料金と閲覧サービス

NTTドコモは今の携帯電話並みの料金を維持する方針を示しているが、データの通信料金はまだ各社検討中 だそうだ。また、閲覧サービスは、コンテンツの記述形式が違うので、完全な互換性がない。そのため、 これからはこのサービスの統一が問題となるようだ。 NTTドコモは、通話料金を今の携帯並みにする方針とはいうものの、携帯本体に搭載されているメモリー などから考えて、本体の値段がとても高くつきそうな気がする。また、メールと文書を書くくらいしか パソコンを使わない人には、この携帯を買うことで、高いノートパソコンや周辺機器を買わずに済むかもしれない。

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老若男女、だれもがパソコンを使うとは思えない
読売新聞 2000年5月10日 「パソコン出荷 テレビ抜く」」より

 2000年5月11日 井上きよみ
●99年パソコン出荷台数は994万1千台

9年の国内カラーテレビの出荷台数は975万8台で、ついにパソコン出荷台数は、テレビまでを超えてしまった。個人需要が特に市場を牽引したとのこと。

確かに、パソコンを所有している家が増えた。今まで電話かFAXで連絡を取り合っていた友人の何名かとも、メールでのやりとりをするようになった。

●能動的な人は、本当は少数派

さらに記事では、「受動的に楽しむテレビから能動的に楽しむパソコンという生活スタイルの変化の象徴といえる」という松下電器のコメントを紹介している。

これについても、ある面ではそうだと思う。でも、どういう場合においても、能動的な人というのは目立ってしまう。そういう人の行動が数々のトレンドを生んでいるわけだが、能動的な人の方が、実は少数派である。その影に隠れた、消極的な人・受動的な人の方がいかに多いことか!

いまだにパソコンを持っていない人や、家族が所有していても自分では利用していない人の方が、まだ多い。自分で買った人でさえ、能動的な人々に創り出されたトレンドにより、「みんなが持っているから」と受動的理由の人が多いのではないだろうか。

●能動的に楽しむって、いつか疲れる

今後もパソコンはもっともっと売れ、普及に拍車がかかるだろう。 でも、受動的に楽しむスタイルが少なくなるかといえば、私はそうでないと思う。能動的にしなければならない事柄が増えれば、それだけ受動的な部分を求めようとするのが、本能ではなかろうか。

能動的、というのは疲れるからだ。ホームページを作った当初は、気合いを入れて更新しても、だんだんとその回数が減り、やがては更新が止まってしまう。そういうページを周りで見かけた人は多いだろうし、私自身がこのパターンの一人だ。

自分で行動を起こすのは、やはり力がいる。その力を持続することは難しい。そうして、やがて、また受動的になっていく。それは私だけでなく、昔から「継続は力なり」ということわざがあるくらい、人間、楽な方に流れるのには長けている。

●パソコンは将来もっと違った形の製品になるはず

今は確かに、他の家電と比べれば、「パソコン=能動的」という図式が描ける。しかし、本当の意味で、老若男女に受け入れられる家電になるには、もっと違ったものになるだろう。もっと楽に楽しめる何かに。それは、パソコンと呼ばれるものでもなく、テレビでもなく・・・。

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