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発行元が急に変わった、とある雑誌
 2000年6月27日 井上きよみ

●レギュラー記事執筆を辞めた理由

1年以上にわたり執筆していた「初歩のパソコン」を、今年の5月号を最後に降りた。

そろそろほとぼりも冷めた頃なので、その理由を書こうと思う。

最も大きな理由は、発行元が急に変わったからである。
それまでは「エクシードプレス」という会社であったのが、5月号からは「スペック」という会社になった。
それでも、発売元は「BNN」のままなので、雑誌名もそのままであり、一般読者はよほど注意深く本を見なければ、わからないであろう。

5月号の記事を書き終わる頃、その連絡は入った。
「急に発行元が変わることになったので、契約はいったん打ち切り、以降も執筆するのであれば、新しい発行元と契約してほしい」と。

その時点では、以降も続けるかどうかは、私自身としては決めかねていた。

●ゲラを見て、唖然

が、送られてきたゲラを見て、びっくりした。
今までのコーナーがなくなり、新コーナーになっていたのだが、そのため、書いた原稿の4分の3もが削られていた

その後、原稿料は、きちんと書いた分をもらえることになったのだが、そういう問題ではない。普通なら、事前に打ち合わせ等を行い、そこで合意というか納得の上、執筆に取りかかることになる。が、今回は何の連絡もなく、そうなっていた。

それに、元々持っていたコーナーは、4月号というキリのよいところから、担当者と話し合い、構成やレイアウトを変更し、リニューアルしたばかりだったのだ。

このようなこともあり、以降の執筆については見合わせる、という結論に至った。

●何が起こるか、わからない

大きな会社でも、ある日突然なくなる時代だから、何があっても不思議ではない。
仕事というものは、まずは自分たちが誠実に遂行するのが当然であるが、自分たちでは防ぎようもない部分で、なくなったりすることも多々ある。それにどう対処していくかを、リスク管理という意味で、会社としてもっと検討しなければならないなあ、と感じた一件であった。

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