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| 2001年5月26日 磯野康孝 | |
ちょっと前の話になるが、テレビ番組の取材を受けた(3月のオフィス便り参照)。土曜8時から放送の「ウェークアップ」という、いわゆる情報ニュース番組である(3月31日に放送済み)。2年ほど前には、テレビ朝日系の「ザ・スクープ」という番組の取材を受けたのだが、このときのディレクターの紹介で取材の話がきたのである。 取材テーマはインターネットを介在させた犯罪で、筆者はクレジットカードによる詐欺事件の被害者という立場である。そう「被害者」なのだ。2年前の取材も同じテーマ。今回改めて取り上げるにあたって、直接話を聞ける人間を捜していたとのこと。 3年ぐらい前に、クレジットカードで身に覚えのない請求を受け、カード会社との交渉やら破棄の手続きや、やたら面倒な騒動に巻き込まれたことがある。クレジットカードによるオンラインショッピングが原因と思われた。世界中を巻き込んだ「N-BILL」事件に、筆者自身も当事者の1人として参加してしまったのである(結果的には、時効にかかった分を除いて全額返金してもらって事なきを得た)。 取材のビデオ撮影をオフィスでやらせてもらったのだが、取材のクルーの陣容はディレクターとカメラマンの2人。2年前は3人だった。人数はともかく、大きく変わったのは取材機器、つまりカメラだろう。前回は、番組でよく見る肩載せタイプのカメラだったのが、今回は小型のデジタルビデオカメラになっていた。 2灯分の照明装置を含めても、2人で行動できるだけのコンパクトさである。最近、確かに小型のDVを取材に使っている光景を目にすることが多い。今回取材に来たディレクター氏も、こういった形態は当たり前になりつつあるという。 もちろん、取材対象などにもよるだろう。大物政治家のインタビューにソニーのハンディカムではちょっとまずいに違いない。しかし、行動力がものをいうこういったニュース番組の特集関係の取材では、小型のDV利用が主流にありつつあるの確かなようだ。 実際、オンエアを見てみたが、画質的な差はまったく分からないといってよかった。まあ、プロから見れば一目瞭然なところもあったが、一般視聴者には同じに見えたはずだ。 こういった取材体制のコンパクト化は、編集にも影響を与えているという。パソコンを使っての編集も簡単になって、1から10までほぼディレクター1人で勝負がついてしまうという。映像の世界もIT化は当たり前なのだ。 「その分1人でやる仕事量が増えて・・。大変な時代です。」とは、ディレクター氏の弁。便利と過酷さは裏表。最新の環境についていかざるを得ない現場の人間の、悲哀のようなものを感じてしまった。 |
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