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◆どこかで見たことある「WiLL」って◆


初めて出会ったのは昨秋のCMとポスター

昨秋、「WiLL PC」のポスターを街角で見かけました。松下にしては珍しく早くから大々的にプロモーションしてるな、というのがそのときの感想です。

そして、同じ頃、テレビのCMで、「おやっ」と思うことがありました。アサヒビールのCMで「WiLL BEER」という新しいビールを宣伝しているかと思えば、続けて流れた花王のCMでも「WiLL」のつく製品が出ているのです。偶然の一致なんてことはないし、提携してやっているのかな?なんて、ちょっとだけ考えたりもしました。

これって統一ブランドだったのね

そのまま何日かが過ぎたある日、やっと「WiLL」の正体がわかりました。

アサヒビール、花王、近畿日本ツーリスト、トヨタ自動車、松下電器の大手5社による統一ブランドで、すでに99年8月にはニュース発表されていました。それによれば「送り手からの明確な“意志”をモノやコトで主張・表現し、そこから生活者(マーケット)と共鳴・共感し、新たな消費スタイルを創り出していく」という思いを名称に込めたとのことです。そして、商品コンセプトは「遊びゴコロと本物感」です。
情報ネットワーク社会の中で能動的な情報選択を行い、自分なりの「こだわり」を大切にする20〜30歳代を中心とした層を「ニュージェネレーション層」と定義付け、ここをターゲットにした新手法のマーケティングだったのです。


青山にできたWiLLのショールーム
「WiLL V's SQUARE AOYAMA」
そういう意味では、「WiLL PC」にしろ、「WiLL Vi」にしろ、かわいらしい曲線デザインで、ちょっと凝ったって感じがします。
オレンジのWiLLロゴも、化粧品では全然目立たないけど、ビールでは他とデザインがはっきり違うので結構目立ちます。
今年(2000年)2月には、「ノスタルジックモダンデザイン」の冷蔵庫とレンジが発売され、少しずつ商品ラインナップも増えてきました。

今後の行方は?

1月発売のトヨタの「WiLL Vi」は、とても好調な売れ行きを見せています。通常では考えられない完全な定価販売にもかかわらず、注文が殺到し、納期待ちに近い状態になっています。

その一方で、個人的には花王さんと近ツリさんには、もうちょっとがんばってほしいな、というのが素直な感想です。もう2ひねりほど加えないと、ちょっと差別化が難しそうに思えます。

雑貨とかアパレルとかが参加して「WiLL」ブランドを作ってもおもしろそうだとも考えていましたが、ついに今月(2000年3月)、コクヨが入りました。ステーショナリー分野は、WiLLらしい商品が開発できそうです。

それにしても、このプロジェクトの人々が泣いて喜びそうな「WiLLで固めた人」なんて、そのうち出現するでしょうか?
この新しいコラボレーションがどうなるか、今後の行方が楽しみです。

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中小企業診断士 井上きよみ
お問い合せ先 officej@officej.co.jp


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