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第8回 「本音」をネットで収集・提供する新ビジネス

目次 本文
●各コーナー 今月のBookMark  「104Japan.com
ワンポイント用語 「汎用JPドメイン名
ご用達!! CD-ROM 「ウイルスバスター2001


「PTP」トップページ 図1 「PTP」トップページ

何が流行るかわからない世の中。消費者のニーズやウォンツに根ざした製品作りを、と言うは易しで、実行するとなると、難しいものです。どうやって消費者の声を聞き取るか、この段階で立ち止まってしまう企業が多いことでしょう。  
9月号では、インターネット上の自社サイトでオーダーメイドの商品を受け付け、それによって消費者の嗜好を読みとっていくことができるという事例を紹介しましたが、今回はもっと別な方法で声を収集しようというものです。

●本音の商品・サービス評価を集めるサイト(図1)

消費者からの製品・サービスに対しての率直な意見を収集し、それを掲載するページが誕生しました。運営会社である株式会社パワー・トゥ・ザ・ピープルの略号をとった「PTP」という名のサイトです。その説明には、「消費者の消費者による消費者のための商品やサービスの評価サイトを目指している」とあります。
 10月半ば現在のカテゴリーは

  • 携帯電話
  • PHS
  • デジタルカメラ
  • PDA(携帯情報端末)
  • 化粧品
  • 映画・ロードショー
200万画素クラスのデジカメの総合ランキング。リストを開き、特定の評価項目を指定することもできる。
図2 200万画素クラスのデジカメの総合ランキング。リストを開き、特定の評価項目を指定することもできる。
図3 あるデジカメに対しての消費者の評価コメント
図4 評価コメントで評価者をクリックすれば、評価者の履歴や簡易プロフィールが公開される。ただし、これはユーザー登録をしなければ見えない。

の5つ。サービス開始が今年の8月後半で、今後は、家電や旅行、医薬品といったカテゴリーが順次追加されるようです。  
特徴的なのは、消費者からの評価を、一切の編集を加えずに掲載していることです。メーカーの広告や、雑誌の評価記事(雑誌の場合、広告タイアップの場合が多数あり、提灯記事になっていることもかなりある)ではない、消費者の本当の「生の声」が聞けます。  
これにより、消費者は製品・サービスにおいての新しい情報源を得ることになり、今以上に納得した商品選択ができるようになるはずです。

●多角的に評価を見られる

それでは200万画素クラスのデジタルカメラのカテゴリーを例に、評価を見てみましょう。そのページを開くと、まずは「総合」ランキング順に製品が紹介されます。ランキングには、「描写力」「携帯性」など多数の項目があり、それらの特定項目に基づいて順位を見ることもできます(図2)。  
ランキングされた製品の一つをとって、その評価コメントを見ましょう(図3)。最初はそのコメントに対して、もっともだと同感する「支持率」順に表示されますが、ここでも評価者自身のポイント順、評価日順などで並び替えて見られます。

●ユーザー登録して評価に参加

評価コメントまではだれでも読めますが、評価記事に支持・不支持の意志を表明したり、評価を書くにはユーザー登録が必要となります。登録は無料で、登録時に記載する項目も決して多くはないので、ぜひ、ユーザーになってみましょう。  
自分自身が消費者として、例えばお目当ての物があるなら、そ
のコメントにどれだけ信憑性があるかも知りたいところです。記事自体は書いた本人の主観的なものですが、「支持率」により、そのコメントの妥当性をある程度、推し量れます。  
評価者名をクリックすれば、その人の履歴と簡単なプロフィールを表示することも可能です(図4)。ただし、ここから人物を特定することは不可能であり、一定の匿名性はきちんと保たれます。  
ここに、ユーザー、つまり参加者に対してのインセンティブの仕組みを階間見ることができます。他の人がそのコメントを支持すれば、1ポイント獲得です。ポイントにより、今後は何らかの賞が与えられるようです。

●PTPのビジネス戦略

サイトを運営するPTPにとってのビジネス戦略は何でしょうか。
このサイトで収集した情報をデータベース化し、企業に提供するところにあります。正直な評価は、企業にとってのどから手が出るほど、ほしい情報の一つです。また、自社製品だけでなく、競合他社の製品をどう評価しているかといった、企業単独では得られにくいデータを入手することが可能です。実際に、PTPでは企業側へのデータ提供を、来年1月をメドに開始する予定です。  
それだけにとどまらず、評価能力の高いユーザーを組織化して、企業に対し、商品モニターや企画スタッフとして派遣する業務にも進出し、来年度には10億円の売上を見込んでいます。  

今までは、消費者の声を集め、それを「大きな声」としてまとめ上げるのは、至難の業でした。しかし、インターネットにより距離や時間の壁がかなり低くなるつつある現在では、それも不可能なことではなくなってきたのでしょう。  
世間では、M自動車のリコール問題など、消費者にとってはゆゆしき事態ばかりが報道を賑わせていますが、本サイトのようなサービスの台頭により、メーカー・消費者ともに、より良い道が早い段階で切り開かれるようになるに違いありません。

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今月のBookMark
    NTTの104同等サービスを無料利用できる 「104Japan.com」
    http://www.104japan.com/
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先月号で紹介されていた「株式会社辻井製作所」さんを検索してみた
先月号で紹介されていた「株式会社辻井製作所」さんを検索してみた

利用料が高くなるばかりのNTT104サービス。昔ほど気軽に問い合わせができなくなった、と思っている方も多いことでしょう。  
そこで、よく似たサービスがついにインターネット上に登場しました。利用方法は簡単。調べたい名前を入力するだけです。それに該当した電話番号がピックアップされます。  

iモードやEZWebなどの携帯電話からでも利用できるので、「車が渋滞してお客様のところに行くのが遅れそう。あっ、うっかり電話番号忘れてしまった」というときには強力な助っ人になりそうです。  
ここは9月13日に公開したばかりの新しいサイトですが、早くも大反響があり、実は残念なことにプライバシーの面から個人電話番号検索については10月15日現在、一時的にサービスが停止されています。10月末には再開される予定です。

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ワンポイント用語
    汎用JPドメイン名

汎用JPドメイン名の情報ページ 汎用JPドメイン名の情報ページ

今回は非常に時事的な言葉です。  
今まで日本でインターネットのドメインを取るには、手続きなどがそれなりに大変でした。原則として、1組織1ドメインであること、また、「×××.co.jp」のように、必ず3階層構造を取る必要がありました。  
このような従来の枠組みを取り払った、アメリカの「.com」に近い、新しい形態のJPドメインのことを「汎用JPドメイン」と言い、来年1月22日から施行されることがやっと決まりました。主な特徴は以下の通りです。

  1. 組織種別が必要なく「×××.jp」形式となる
  2. 日本国内に住所があれば個人・法人ともに制限なく複数のドメインが取得できる   
    ブランド名や製品名別にドメインが設けられるのです。
  3. 日本語でのドメイン名も可能となる  

さあ、出遅れることのないよう、今からドメイン名を考えましょう。

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ご用達!! CD-ROM
    ハッカーの侵入とウイルスを防ぐ
    ウイルスバスター2001

対応 Windows95/98/NT4.0SP5以上/2000Professional
発売元 トレンドマイクロ
問合せ先 電話 03-5334-3650
標準価格 標準価格 8,500円
お問い合わせ http://www.trendmicro.co.jp/
product/vb2001/product.htm

初心者向けのイージーモード。クイックツアーでは、機能と操作方法を分かりやすく解説しています。
初心者向けのイージーモード。クイックツアーでは、機能と操作方法を分かりやすく解説しています。
イージーモードの設定画面では、5つの機能のON/OFFの切り替えをします。右上の青い[ADVANCE]ボタンで上級者向けの設定に切り替えられます。
イージーモードの設定画面では、5つの機能のON/OFFの切り替えをします。右上の青い[ADVANCE]ボタンで上級者向けの設定に切り替えられます。
こちらが上級者向けのアドバンスモード。
こちらが上級者向けのアドバンスモード。
ウイルスの検索中の画面。
ウイルスの検索中の画面。

NTTの定額制接続サービス「フレッツ・ISDN」の登場で、インターネット使いたい放題という環境が身近になっています。パソコンの電源を入れている間、時間を気にすることなくつなぎっぱなしにできるのはとても便利ですが、無防備なまま使っているとハッカーやウイルスの攻撃にさらされる危険が出てきます。  
というわけで今回は、パソコンをウイルスから守りハッカーの侵入も防ぐ、ウイルス対策ソフトをご紹介しましょう。  
インストールや設定は初心者でも簡単で、電子メールの添付ファイルに隠されたウイルスを検索・駆除したり、パソコン内のファイルにアクセスするたびにウイルス検索をしてくれるリアルタイム検索などがあります。これらはパソコンの電源が入っている間、ずっと機能して守ってくれていますが、私たちの目に触れにくいように動作しているため、ほとんど意識せずにパソコンを使い続けることができます。  
トレンドマイクロのサーバにある最新の情報と、自分のパソコン内の情報を比べ、最新版が出るとダウンロードを促すメッセージ表示をする「インテリジェントアップデート」という機能で、次々と現れる新手のウイルスにも対応できるようになっています。  そして常時接続の場合に怖い不正アクセスの足がかりとされてしまうことを避けるために、外部から勝手にパソコンが操作されることを防ぐ「パーソナルファイアウォール」という機能が新しく搭載されました。  
ウィルス対策ソフトは置き傘のようなものです。問題が出る前に、ぜひ装備しておきたいソフトの一つです。

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