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タイトル パソコン用語 語源で納得!
著者/出版社 藤田秀時/ナツメ社
本体価格 680円+税
評者 井上きよみ(2001年5月30日)



書籍表紙
書籍表紙

地味だけど、おもしろい。

これが第一印象だ。なぜならば、妙に共感できるから。

私は講師として多くの人にネットワークが何であるか、コンピュータがなんであるかを教えている。しかし、全くの初心者にとって、それらを理解するのは難しい。自分でイメージできないからだ。
だから、私は英語のまま使われている言葉、たとえば「ブラウザ」「プロトコル」「コンテンツ」等を日本語の意味を示しながら解説していた。その自分の感覚とこの本の感覚とが近いため、共感できたのだと思う。

「コンピュータやインターネットって意味不明の言葉ばかり並んでいるんだもん。」と言う人はぜひ読んでもらいたい。
また、初心者に教えて、と泣き疲れている人にもいい。(講師をやってわかることだが、初心者にわからせること、これが最も難しいのだ。)

この本が2000年10月の発売以来、25万部突破というのも、うなづける。

最近、田中真紀子外相が中国に行ったとき、「ごまをするって意味わかります?」と言うのを通訳が「graind sesame」を訳して、それを聞いた真紀子氏が「違うわよ。flatterよ。」という場面がニュース報道されていた。

実はこの本にも書いてあったのだ。flatterよりももっと的確に。それは「apple-polishi」、つまりリンゴを磨く、と。たまたまかもしれないが、それを見つけて納得し、ぜんぜんコンピュータと関係ないところで得した気分になった私だった。

この本には「インターネット 語源で納得!」という姉妹本もある。こちらにはコラムに中国語でインターネットやハッカーを何というかが載っていて、社内で李氏を捕まえては「これ、ホント?」などと聞いているのだ。そんな楽しみも与えてくれる。


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